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正月休みを利用して、最近日本で出されたロシア関係の本を2冊読んだ。仕事柄、ロシア経済関係の本がでるとついつい買ってしまう。
はじめに読んだのは
「株式会社ロシア 混沌から甦るビジネスシステム」日経新聞者の元モスクワ支局長の書いた、ロシアのビジネス環境の現状とその中で政府、企業団体、企業家がどのように動いているか、ダイナミックに書かれている。
今のロシアの実体経済、財閥ではない普通の企業活動の実際にかなり近いと思う。さすが経済記者の目、ということか。
ロシア・ビジネスって怖いんじゃないの、よくわからないので取っ掛かりにくい、と思っている人にぜひお読みいただきたい。ロシアの企業も案外普通じゃん、と思われるはず。
二冊目は
「虚栄の帝国ロシア 闇に消える「黒い」外国人たち」こちらは前者とは変わって、ロシア経済のある種暗部に目を向ける。中央アジアなどから来る外国人出稼ぎ労働者がどれだけロシア経済に入り込んでいるか、そしてロシア経済が知らず知らすのうちに彼らなしでは成り立たなくなっている様を描いている。
確かに、いわゆる3Kといわれる職場で働くロシア人は少なくなっているように思う。たとえば、ピーテルでもショッピングアーケードの清掃員はほぼ100%非ロシア系だ。
私は本書のような学術的なアプローチはできないので、ここに書かれていることをすべて肯定することはできない。ただ、本書もまたロシア経済の一面を捉える上で一読の価値ありと思うのも事実だ。